汚実家になるには理由がある










私の実家は

まぎれもなく汚実家です。


モノが溢れて

どの部屋もカオスだし

水回りなんて近づいたら

病気になりそうだし

冷蔵庫には元は食べ物だった

謎の物体がたくさん。


ゴキブリやネズミはもちろん、

古い穀物に大量発生した蛾や 

布ものにはヒメマルカツオブシ虫

野生化した逃げたペット

(ハムスターやプレーリードッグ。

逃げたら最早ネズミでしたね。

後に無事捕獲されました)など

生き物も多数生息していました。


しかし遠い記憶を遡ってみれば

私が小学校低学年の頃は

そこまで汚くなかったのです。


散らかし放題の母や子供たちに耐えかねて

父が掃除をするよう仕切っていたはず。


父が週1くらいで怒り爆発して

とにかく定期的に掃除はされていました。

両親の不仲から汚実家化

ある時から、父と母が

夜中にものすごい喧嘩を

何度もするようになりました。


そして気づけば

いつのまにか父の権威が

家の中で最下層となり

母の言葉遣いが荒々しくなり

父を「クソジジイ!」と呼んで

馬鹿にするようになりました。


当然、父が怒りにまかせて主導していた

強制掃除の習慣も終焉を迎えました。


私が小学校高学年の頃は

父が何か発言しても

「うるせーぞクソジジイ!」

返り討ちにされていましたからね 笑


父は母に何を言われても

母の顔色を窺い

笑って済ましていました。

夫婦が対等に会話している

のなんて見たことありません。


…まぁ、私も大人になってからピンと

きたのですが、おそらくこの頃に

父の女性問題があったのだろうと。


時折母がスイッチが入ったように

何十年も昔の事を昨日起こった

出来事のようにほのめかしながら

怒っていたので

ずっと許していないのでしょうね。


許せないまま

話し合うことのないまま

感情を放置し蓋をしつづけ

心の澱が積もっていく。


家族の形が歪になると

家によって様々な影響が

あると思いますが


お互いを信用できない

本音を言うことができない

わが家族の心の澱は

「汚実家」として

現れていたのだと思います。



汚実家だから毒親とは限らない

汚実家育ちと聞くと

毒親でしょう?と思われるかも

しれないし、毒親だと思って

粗を探せば粗だらけだし

猛毒です。


でも、私の感情としては

両親のことが好きだし

機能不全な家庭だったとしても

母も父もそれぞれ私を大切に

思ってくれていたことは確か。


私は汚実家の「外の人」に

なったので、客観的に見える

ようになっただけで


汚実家の「中の人」

だった頃には、汚実家を

何とも思わず満喫してました。


汚実家育ちだと

汚さに対するハードルは

下がるので影響はあったと思いますが

最終的には私の性格によるものかと。


同じ家で育った弟は

両親を反面教師にして

子供の頃から自分の部屋を

整理整頓していたし

ものすごい綺麗好きに

なりましたからね。


汚実家再生への希望

母がそうであったように

「怒りの感情」は

自ら焚き続ければ

何十年でも消えることは

ありません。


不要な感情にも不要なモノ

にも執着している両親は

「捨てられない」のではなく

「捨てたくない」ので


心の問題に向き合わなければ

いくら家を綺麗にしても

何度でも元通りになってしまいます。

(私もそうでした)


そんな両親も、もうすぐ70代。

歳をとって生々しい感情が

風化してきたせいか

以前よりコミュニケーションを

とり、協力して生活しているようです。


長年放置していた

家の修繕や粗大ゴミの片付けなど、

少しは「捨てようかな」という

気持ちが芽生えて

取り組んでいる様子。


以前やってしまった失敗ですが

ここで、業者を呼んで一気に

片付けさせようとすると

本人達の心がついていけずに

片付け中止→汚実家が悪化

したことがあります。


そんなわけで

時間はかかりそうですが

モノと心の整理は本人達にまかせて

急かさずに見守って

いきたいと思っています。


著者の母親が汚屋敷体質だそう。

絶対要らないであろうモノを捨てようと

すると怒るってのに共感しました。