「トヨミ、コーラ飲むか?」
中高生の頃、夜遅くに勉強などしていると
父がドアの向こうから声をかけてくる。
「飲む!」と返事をすれば
玄関から父が出かけていく音が
聞こえ、数分後には最寄りの自販機で
買った350ml缶のコーラを2つ携えて
帰ってくるのだった。
そうやって父が買ってきてくれた
夜ふけのコーラはとっても美味しくて
あれ以上に美味しいコーラを私は知らない。
父と私は仲良いわけでも無いし
思い起こせば口下手な父とはまともな
会話をしたことも無かった。
父との思い出があまり浮かばないかわりに
器用な父が作ってくれた物たち…
本物みたいな木工の果物や食べ物、
プラモデルのほうが印象に残っている。
そんなたわいもないことを思い出したのは
父や弟と夢中になって観た
トップガンの最新作を観たせいだろうか。
プラモデルのF14がある朝
机の上に乗っていた時は弟と喜んだっけ。
あと数日で71歳になる父に
誕生日カードを書こうとして
色々思い出しても全て取りとめなさすぎて
まとめられなくて結局数行の簡素な
定型文みたいな文章になってしまうのが嫌だ。
とくに、親に気持ちを伝えられる時間は
あまり残されていないという事実を
実感するこの頃では。
何とかうまく書けないものかと
思案している連休最終日です。
★父もお金の管理出来ない人で、
ギターをリボ払いで買って母にキレられて
いたこともありました。血は争えない⁉︎